ガントリーローダーの良いところ悪いところ
はじめに
ガントリーローダーとは、工作機全体を覆うような門のフレームと、加工したい材料を工作機に投入するアームで構成されたローダーを指します。
ガントリーローダーがどのようなものなのかにつきましては、以下のコラムをご参照ください。
本コラムでは、通常の6軸ロボットなどを使用したローダーとガントリーローダーの違いをいくつかご紹介いたします。
1.機械正面のスペースが確保できる
通常の6軸ロボットを使用したローダーなどでは工作機の正面にロボットを配置して材料の取り出しを行う必要があります。
そのため、工作機正面の作業者が作業できるスペースが狭くなってしまう問題がありました。また、ロボットを使用することにより安全柵も必要となるため、工場全体のスペースも必要となります。
ガントリーローダーは上下に持ち上げる形のアームと、それを左右にスライドさせる2軸での動作が主流になっています。
ガントリーローダーは材料を掴んだアームを工作機の頭上を通過して移動します。そのため、工作機正面にローダーが必要なくなり、作業者の作業スペースを大きく確保することができます。
また、安全柵も人が通らない工作機の上を通すため、安全柵によって工場のスペースを大きく取られることがありません。
2.複数の工作機を対象とした搬送にも利用できる
工作機を横並びに配置してガントリーローダーの左右のスライドの距離を延ばすことで、複数の工作機に対応できるローダーとして使用することができます。
3.高さ方向のスペースが必要
工場の面積で見るとガントリーローダーは省スペースなローダーです。
しかし、高さ方向で見ると、アームを上下させるストローク分の高さと、更に機械の上を通して左右にスライドするスペースも必要となるため、工場の高さ方向に大きなスペースが必要となります。
4.大規模な工事が必要
ガントリーローダーは工作機全体を覆うフレームが必要となるため、設備は大規模なものとなってしまいます。
また、スライドするアームを支える必要があるため、フレームもそれに合わせて大きめのサイズになる場合がほとんどです。
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