技術提案事例

ブロー金型向けのリバースエンジニアリング技術提案

課題

自動車部品メーカー向けにブロー成形金型の更新型の製作をご要望いただきました。
この金型は、数十年前に製作され、図面が消失しておりました。また、更新型製作時には、金型の吹込み仕様も変更したいとの要望がありました。

当社の提案

金型図面だけでなく、該当製品の2D製品図、3D製品図も現存していなかったため、金型の形状を3Dスキャンし、3Dモデルを作成することで、同じ形状の製品を成形できる金型を復元し、製作いたしました。

また、金型の吹込み仕様も変更したいとのご要望には、下記の工程を経て製作対応いたしました。

①金型現物を3Dスキャン
②製品部形状の3Dモデル化
③ご要望内容の金型設計への反映
④アルミ材での切削加工による更新型製作

図面のない金型が、図面データのある金型となり、型保全時の対応やチューニングの検討など、データ上で設計検討が可能になったことで、お客様から喜びの声をいただいております。
このように、古い製品で図面がない製品のリバースエンジニアリングはもちろん、その後の部品加工まで対応可能ですので、お困りの際はお気軽にご相談ください。

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