服飾業界とリバースエンジニアリングその2
はじめに
近年、リバースエンジニアリングの重要度が様々な業界に広がっています。
今週11月12日~13日にビッグサイトで開催された『FISMA TOKYO 東京ファッション産業機器展』に当サイトを運営している扶桑精工株式会社がブース出展致しました。
前回に引き続き、アパレルや自動車、航空宇宙など様々な分野に渡る服飾業界の産業技術について、リバースエンジニアリングをご活用できるパターンをご説明いたします。
リバースエンジニアリングの利点と服飾業界
服飾業界で主に使われているミシンについて、リバースエンジニアリングで解決しようとした場合、いくつかの問題点があることを前回のコラムで説明いたしました。
それでは、逆にどのような場合であればリバースエンジニアリングを生かすことができるのか、以下にご説明いたします。
1.その機械でないと生産できない機能や性能を持っている
ミシンは日々開発が続けられているため、新型のほうが機能や性能も向上しています。
安く復活させることのできる修理とは違い、機械の調査、設計から行うリバースエンジニアリングで安くない金額を支払って古いミシンを復活させるメリットは残念ながら少ないと言わざるを得ません。
そのため、基本的にはリバースエンジニアリングをするよりも新型を買った方が良い場合が多いのが現状です。
しかし、もし新型にはできない機能や性能を有した古いミシンがあり、今後もその機能が必要だという場合については、新型を購入することで解決できないため、リバースエンジニアリングで復活させる必要のある機械だと言えます。
2.同じ機械が大量にある
リバースエンジニアリングは機械の調査、設計から行うため、総じて修理より金額が高くなります。
復活させる対象が1台のみだとそれらの費用が全てその1台にかかってしまいますが、同じ故障個所や不具合が起きている同じ機械があれば1台の調査、設計で複数台を復活させることができるため、1台当たりのコストを抑えることができます。
3.度々壊れる部品の図面が欲しい
リバースエンジニアリングは機械を復活させるほか、部品の図面化も行います。
頻繁に壊れたり、摩耗したりで交換する必要のある部品があり、メーカーがもうその部品を生産していない場合などでは、リバースエンジニアリングで部品の図面を作成して部品を生産できるようにすることで、古い機械を長く使い続けることもできます。
古い機械のお困りごと、相談は是非当社に!
ミシンや服飾業界に限らず、当社では古い機械のお困りごとがございましたら、ご連絡いただければスタッフが現地まで足を運んで対応いたします!
古い機械のどんな些細な悩み事でも構いません。この機械、この部分なんとかならないかな?と思い始めたら、是非以下のお問い合わせフォームからお問い合わせください。