リバースエンジニアリングの技術 ~材料、材質の調査その2~
はじめに

リバースエンジニアリングで古い機械の修理として部品を再生する際、頭を悩ませるのが部品の材質です。
破損した部品と同じ材質で作る場合、元の部品があるのだから測定器具などで測ったり、色で見て簡単に判別できるのではないかと考える人もいるかもしれませんが、なかなかそうもいきません。
本コラムでは、前回お伝えした材料の特定の問題より、材料、材質を決定する際の方法についてお伝えします。
部品の材質を決定するには?
1.磁力でチェックをする

リバースエンジニアリングで破損した部品の材質をチェックする際、まず行うのが磁石による判別です。
非常に単純な測定方法ですが、時間もかからないうえ、非鉄金属のほとんどは磁石に付かないため、材質を決定する一歩としてよく活用する方法です。
2.重量を確認する

材料はそれぞれ材質ごとに決まった比重があります。
複雑な形状だと難しいですが、体積が求めやすい箱型や円柱の形状の組み合わせで作られている部品ですと、
図った重量と体積から使われている材料の比重が割り出せるので、材質の的を絞ることができます。
3.使用用途や環境から決定する

リバースエンジニアリングした部品の使用用途や環境次第では、以前の部品と全く同じ材質を選ぶより、環境に適した材料を選ぶ場合があります。
特に、元々の部品が鋳肌のある鋳造品だった場合は型から製造する必要があるため、非常にコストと時間がかかることになります。
そのため、部品が普段置かれる環境と使用用途から検討を行い、適切な材料を選びます。
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