グリス選びの注意点
はじめに

軸などの部品が回転する機械のほとんどにはベアリングが使用されています。そしてベアリングの内部には、ベアリングの摩耗を防ぎ、スムーズな運転ができるようにグリス(グリース)が封入されています。
グリスは用途に応じて種類が細かく分かれています。基本的に用途に合ったグリスを選べばいいのですが、問題となるのは、元々グリスが入っているベアリングなどに追加する場合です。
一般的に使われているグリスだし大丈夫だろう…で工場内にある適当なグリスを追加してしまうと、最悪機械の破損に繋がることもあります。
自身もグリスに関して認識が甘く、危うく間違ったグリスを選びそうになったことがあります……。
今回は注意喚起も含め、グリス選びの注意点についてお伝えします!
グリスとは?
グリスとは、潤滑油に増ちょう剤と呼ばれる成分を加えることでペースト状にした潤滑材の事を指します。
この特性により、潤滑油と違って流れ出てしまうと困るベアリングや歯車に多く使用される一般的な潤滑剤です。
身近な生活でもよく使われており、例えばドアのヒンジなどを触ったときぬるっとしたものが手に付いたりしますが、これがグリスです。
グリスに含まれる増ちょう剤は油を繋ぎとめる役割をしています。増ちょう剤は用途に応じて様々な種類があります。
増ちょう剤の成分に注意!
グリスに使われる増ちょう剤ですが、最も注意するべき点としては、別の成分の増ちょう剤を混ぜてしまうと成分が変化して、グリスが固くなったり、逆にやわらかくなりすぎて流れ出てしまう問題があります。
また、グリスの増ちょう剤が同じであれば増ちょう剤の変化による問題は起きませんが、別の添加物などにより性能が変化する可能性もあるため、基本的にはグリスは混ぜないのが一番です。
ここで問題になるのが、もともと封入されている機械部品へグリスを追加する場合です。
ベアリングは特にメーカーがあらかじめグリスを内部に充てんしている場合がほとんどなので、適当なグリスを入れてしまうと上記の問題が発生する可能性があります。
ベアリングに新たにグリスを追加する際は、ベアリングのメーカーを調べることで封入されているグリスを特定することができます。
特定できた場合は同じメーカーのグリスを使用すれば問題は発生しません。
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